その家に迷い込んで、僕は
何から逃げているのか
わからなくなった―…


◆作:岩松 了
◆演出:斜あゐり

◆2012年2月11日(土)18:00〜
◆     2月12日(日)14:00〜
◆会場:スペース・イサン(京都)



◆旗揚げ公演を終えて◆


2月ということで気温も低い中、当日は晴天に恵まれ、沢山のお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。
旗揚げ公演、闘志と不安にもみくちゃにされながらの2ステージ。
お客様の胸をお借りして、何とか無事に闘いぬくことが出来ました。

岩松了氏の脚本を選んだところから始まった苦難。
「わからなかった、と言わせたくない」
→「共感してもらえる要素を沢山含ませよう」
→「解釈を分かち合って、全員で新しいものをつくろう」
→「どうせなら、お客様だけでなく自分たちも一番楽しくなれる設定を採用しよう」
ということで脚本を直しながら稽古を進めることに。
夏から本稽古は始まっていましたが、最終決定稿が上がったのは2011年の暮れでした。

裏方部隊も、普段の社会人としての生活もありながら、
初めての舞台づくりに心血を注いでくれました。
お客様にそのエネルギーだけでも届いていたら…と願っています。

ともあれ此処に、劇的集団まわりみち‘39は一歩目の足跡を刻みました。
この歩みを止めず、一歩ずつ、踏みしめていく。
新たな闘志に燃えています。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

◆劇的集団まわりみち‘39 斜 あゐり◆


☆当日の写真☆

2月12日、千秋楽の様子です。
演出からのコメントを添えて、当日の雰囲気をどうぞ。


幕開き。イシガキ(代表 高尾)とイクオ(慶雲)。


トキエ(小松)。この舞台のヘンゼルとグレーテルです。


畳の上の車を見つめるママ(斜)。


イシガキとトキエの唯一の共演シーン


ちょっとぶれてる


チーちゃん(青い鳥)。♪思い出を食べ残してしまう


そそのかす女。流れているのは俗称「メコンのテーマ」。


まだ三すくみではない。


詰め寄るイクオ。がんばれイシガキ!


イシガキとママが相次いで去り、イクオは疑念に苛まれる。


顔の暗さが逆にシーンと合っている、変な写真。


魔女を待ち構えるグレーテル。♪はにゅうの宿〜も…


死のドライブ


物議を醸した青いシーン
「イクオさんに呼ばれてもトキエには届かない!」
「トキエ!トキエ!」


ポパイがかわいい轟(Nowhere man)。


轟さんのシーンからここ(ラスト一歩手前)まで写真が無いという奇跡。


「すべてを娘のせいにする」
演出こだわりの黄色照明。


クライマックス。お菓子の家を脱出できるのか。


ラストシーンじゃないのですが、これが最後の写真なのです。
ママは何に敗北したのか。




☆おまけ☆
本番迫る2月5日の稽古風景です。
日々の稽古の雰囲気が伝わればいいなあ。


CAST

イクオ…慶雲

イシガキ…高尾 智憲

トキエ…小松 なっぱ

ママ…斜 あゐり

轟…NOWHERE MAN



STAFF

演出…斜 あゐり

演出助手、衣装…芦池 風鈴

舞台監督…大山 航

照明…七色からす、青星 大

音響(選曲)…NOWHERE MAN

道具装置…がちゃ

制作…ヨシキリ・チャトランガ

広報…かかお